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2.キューバに行ってきました ~2日目、イサ(キューバ国立芸術大学)を訪問~

2日目、迎えに来るといった約束の時間は既に過ぎ、5分・10分と過ぎていく。でも行く先もわからない為、待つしかなくほぼ諦めの心境に達しかけた頃、やっと迎えの例のオンボロバスがやってきて、満面笑みの職員が降りてきた。遅れた事には、何のコメントも無かった事が、キューバらしい。やっとイサに行ける…そんな思いでバスに乗り込んだら2分でイサに到着???
歩いて行けるやないかぁ~。つい、つっこみたくなった。
(後で知った事だが、実際はゲートチェックがあり、入るのはなかなか難しい。流石、社会主義のお国)

いよいよ本番、イサのピアノの状況と技術者のレベルチェック(日本からのピアノが到着したら調整に手を貸して貰えるか?最初に確認しておきたかった最優先事項だった)をしなくてはいけない…と勢い込んでバスを降りたら、「学長が待っている。ミーティングがしたい」との事。仕方ないので、表敬訪問を優先する事にした。30分ほどのミーティングで、本気ですごく歓迎してくれているのが伝わってきて、やはり、来て良かったかも?と思えた。

その後、技術者達に会い彼等の部屋に案内されたが、修理道具も部品も本当に何も無い、小さな部屋で、最初のそれが驚きであった。その後、イサにあるピアノを案内されて見て回ったが、本来3本の弦が必要な部分に1本しか弦が張られていず、巻き線部分も断弦したまま放置されている様なピアノがほとんどであった。ハンマーの溝は修復不可能な状態で、ガタや動作不良も当たり前にあった。
 日本では絶対考えられない状況が此処では当たり前にあり、そのあまりの酷さに、贈呈予定のピアノ達の為に用意してきた修理パーツを使って修理するように指示してしまっていた。

 

社員達は勿論、一応の反対はしたものの、やはりこの状況は目に余るとみえて、早速、修理を開始した訳だが、傍で見ていた現地の技術者の目の動きが、まるで初めて見るような視線であり、これは、修理や調整の技術力が不安でしかないと感じるのに十分な事であった。
 試しに、別のピアノをやらせて見ると、なるほど何とかやってはいるものの、極めて稚拙でアバウトなものであった。只、こちらが行っている作業を見る目は真剣で、学ぼうという意識は十分伝わって来る程のものであったため、今日より、日本からピアノが届くまでは、彼らを指導する事に全精力を費やす事にした。自分達が贈ったピアノがこの様な悲惨な扱いを受けない為にもそれは絶対必要な事だと確信したからである。
 3日目以降、その確信ゆえに、黙々と修理調整が必要なピアノと向き合い20台前後のピアノを修理修復、やって行く羽目になってしまう訳だが、その間も、本来ピアノが届く筈の予定日はドンドン遅れて行き、それはそれで、かなりの気を揉んで、イサの事務職員とかなりのスッタモンダのやり取りがあった。それは後で触れるとして、触っていったピアノの話をしよう。

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 キューバに行ってきました!!いろいろあったキューバでの滞在珍道中。お楽しみ下さい。
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