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平成22年6月23日、大阪

~西部ピアノの調律師日記~

思い立った時に調律

6月のある日、神戸市中央区のT様宅へアップライトの調律に伺いました。
お客様からは前日にご予約の連絡があり、急遽お伺いする事になりました。お伺いした所、「思い立った時に調律しておかなかったら、また先延ばしになって、いつ調律できるかわからなかった」と言われ、今回お伺いできて本当によかったと思いました。

T様宅のピアノは、定期的に調律されている為、音の狂いはさほど見られませんでしたが、前回調律されてから全然使用されてなかったようで、今回キーカバーに虫がついていました。このまま放っておくとカバー類やピアノ内部のフェルト等が虫にくわれてしまうため、キーカバーを干して頂くようお願いいたしました。

震災の日に予定されていた発表会がなくなったのを機に、ほとんどピアノを弾くことがなくなってしまったT様ですが、どんなにお忙しくても、またピアノを弾いていなくても、年に1回の定期調律を続けて来られていたので、内部メンテナンスはしっかりしていました。

アップライトとグランド、2台のピアノがあるお客様宅へ

次に、宝塚市のS様宅へお伺いしました。

アップライトとグランドピアノをお持ちで、アップライトはいずれ横浜にいる娘さん宅に持って行きたいとのことで、修理をご希望されておりました。グランドピアノは、年に2回ほど娘さんが帰省された時に弾かれ、今でも発表会に出られることがあるそうなので、使用頻度はあまり高くは無いが、ピアノの内部状況からも使用者のレベルが高い事が伺えました。

修理をご依頼頂きました

アップライトの方は内部を見たところ、娘さん・息子さん2人が子供の頃に使用されていた為かなり磨耗しており、特に中音域の磨耗がひどく進んでいました。必要な修理をご説明させて頂き、弦の錆処理、キーピン磨き、アクション修理(ファイリング、ダンパーレバークロス張替、BFブッシングクロス張替)、整調の修理をご依頼頂きました。

キーピン磨き?、ファイリング?、整調って?  下記リンクをご覧ください。

アップライトの弦錆処理とキーピン磨き

グランドピアノの調律を終えた後、アップライトの弦錆処理とキーピン磨きをさせて頂きました。弦の錆は所々侵食していた為、若干錆の跡がついてしまっていましたが、これがもっと進んだ状態だと、弦が切れる可能性も高くなる為、少しでも早い時期に錆を落とせて良かったと思います。キーピンの錆も、ザラザラしていたのが落とされ、ピカピカな状態になりました。きれいな状態になったピアノを見て、「こんなにきれいなるものなんだ」とS様にとても喜んでいただきました。

 
アクションと鍵盤はお預かりさせて頂き、後日納品させて頂くことになっております。かなり大掛かりな修理となりましたが、これから使うお孫さんに喜んで頂くためにも、当社もご期待を裏切らないように、修理させていただきたいと思います。

最後に、西宮市のO様宅にアクションのお引取りにお伺いし、本日の訪問は終わりました。

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