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がんばってます!

〜調律師のポケットにはこぼれ話がいっぱい〜

私、迷ってます…1

駅を降りて目指すところへ…どころか途中で見事に迷ったF氏、あわててお客様宅に電話をして道をたずねると「待っていてね、そこまで出ますから」とありがたいお返事が返って来た。まもなく目の前からお客様が…。

酔っちゃいました。

それは寒い冬の日のことだった。お客様がお茶を入れてきてくださった。「これを飲むと体がとても温まりますよ」と。しばらくすると、体中が火照りだした。そのお茶にはブランデーが入っていたのだ。下戸のH氏は踊りながら?岐路についた。

私、迷ってます…2

車で納品に出かけると「ここはどこなんでしょう?」という電話で社内をパニックにおとしいれるK氏。熊取方面へ出向いて5時間後にようやく到着するという新記録も樹立!しかし、本人曰く「5時間半デス!」

食べちゃった…1

調律が終わったところで、お茶とケーキが供された。いつも腹ペコのK氏、大歓びで遠慮なくパクパク・「アイスクリームはいかがですか?」とたずねられて「もちろん歓んで!」とまたしても遠慮なく食べてしまったらしい。今後の人生で彼が京都で「お茶漬けいかがですか?」と言われて歓んで食べてしまうことがないようにと祈る小社一同です。

食べちゃった…2

調律終了後のティータイム。「どうぞ」と目の前に出されたお皿にはケーキが2つ載っている。と、そこに電話のベルが鳴り、奥様は部屋を出て行かれた。その間にT.N氏は「ケーキ2つなんて大サービスやなぁ~」と悦にいりつつ2つとも胃に納めたのだが、戻ってきた奥様の手には取り皿が2枚・・・その後をT.N氏は語ろうとしない。

食べちゃった…3

調律終了後、お客様が大あわてでF氏のコートを持って入って来られた。「すみません、犬が・・・」なんと玄関に置き忘れたF氏のコートの上で、犬が寝たのだという。しかも襟元には歯型がいっぱいついている。無残な姿になった“貯金をはたいて買ったイッチョウラ”を手に持ち、木枯らしの中を去るF氏を見送る犬はなぜかしっぽを振っていた。

刺客は背後から

商売道具をひとまとめにして背負っているF氏。いつものように「よっこらしょ」と仕事に向かう途中、なにやら背中に激痛が!あまりの痛みに耐え切れず道端にしゃがんで一休み。降ろした荷物をふと見ると、カバンを突き破りマイナスドライバーが突び出していた。

隠れたところに敵あり

またしてもf氏のハナシ・・・工具を取り出そうと、手を袋の中に。!!!途端に鋭い痛みに襲われ、あわてて手を出した。なんと指先から鮮血がしたたり落ちている。恐る恐る小袋の中を見ると、カッターナイフの替刃のケースが開いて、30本あまりの刃が牙をむいていた…。

もう我慢できない

道具ぎっしりの重いカバンを下げて歩いているうちにマメができた。それでも懲りずにカバンを下げて歩いた。マメが増えた。それでも我慢して・・・!!とうとうマメが潰れた。あきらめてリュックに替えて一件落着したO氏だった。

迷走…1

お客様宅付近まで来た時、急にモヨウしてきてしまった。しかし、あいにくその辺りは住宅街。トイレを借りる店も、公園も見当たらない。町内をトイレを探しひたすら迷走するも、タイムリミット。腹をくくってお客様宅へ。挨拶もそこそこにトイレに駆け込んだK氏であった。

迷走…2

目的のお宅までは、駅からさらにバスで30分。しかも1時間に1本。その上、バスは全部が同じルートを走るわけではない。よく確かめもせずのった結果、どんどん山の中にそれて、ついには終点のキャンプ場に着いてしまった。同じバスで折り返し、途中で降りて猛ダッシュでお客様宅へ向かったF氏はその後、バス嫌いになったという。

迷走…3

“この駅で降りたらバスがある”と思い込んでいたら大間違い。おまけにタクシーさえ走っていない。仕方なく目的地まで延々と約1時間かけて歩くハメに。8月のカンカン照りの太陽がF氏をこんがりと焼き上げたのは言うまでもない。

仕事に来たんですが…

インターホン越しに挨拶すると「開いているから入ってきなさい」とおっしゃった。お邪魔するとちょうど一杯やっていらっしゃったご主人、上機嫌でおっしゃった。「まぁー、あんたも座って1杯やりィ~」とりあえず仕事が先だというと、さっと表情が変わり、「そんあことたぁどぉでもいーから、そこに座んなさい!」そのお宅から脱出するのに約3時間を要したという。

掃除したいのは山々ですが…

ピアノのある部屋に案内されたが、その前にはおびただしい数のモノが山積みに。もちろんピアノの上にも。ありとあらゆるものがいっぱい。モノを除けなければ調律ができないので、まずは片付けよりスタート。格闘数十分。次はいやというほどのホコリの始末で掃除機をブンブン~ ようやく終わると奥様大歓び。「これでようやくこのお部屋の片付けが済んだわ」“さぁ、調律だ”と思いきや、ふと時計を見ると、“ゲッ、もうこんな時間”あわてて調律を開始・・・その後、次のお宅で時間に遅れたことをさんざん絞られたK氏だった。

見かけで判断しないで

お約束の時間ジャスト!気合を入れてチャイムを鳴らす。ドアが開いて出てきたご主人、いきなり言い放った。「保険のセールスならウチはいらん!!」ぐっとこらえて彼女、にっこり微笑み。調律にうかがった旨を告げた。するとご主人、上から下までジロジロ眺めながら「へえぇぇ~、アンタみたいなオンナノコチャンでも仕事になんのかいナァ」童顔の彼女はあちこちでこういう扱いを受けているそうだ。

このやり方が本当なんだってば!

ピアノの前パネルを外そうとすると、お客様に叱られた。「ちょっと、アナタ何するのよ、そんなところ外すなんて!」それを外さないと支障があるのだと反論すると「前までうちに来ていた人(調律師)はそんなことせえへんかったよ!」お客様…お気の毒ですが、そいつはペテン師です。その証拠として、毎年調律していたにもかかわらず1音(100セント)下がっておりますよ。

ほんとのこと言ってよね。

調律後、ピアノの試弾をしていただいた。すると一言。「まぁ、安いお値段でしていただいたんですから、そんあところでしょう」どういう意味や~(料金の分、技術をケチるなんてことは不可能です)

いつもありがとうございます

調律にお伺いする時、最大の問題はトイレ。寒ーい冬場や、昼食後、前のお宅でお茶をいただいた時、トイレを借りられるお店がない住宅街・・・特に女性には困った問題なんです、これって。でも、そんな状態を思いやってくださり、あらかじめ「お手洗い大丈夫?」とか「冷えて大変ね」とか気遣ってくださったり、ピンチの時は快く案内してくださるお客様、あなたは天使です!ホントにいつもありがとうございます。

このことは水に流してね

お手洗いをお借りして、用を済ませほっと一息。さぁて、水を流して…あららら?なんだ、流れないぞ?! タンクに水がたまらないと流れないタイプのトイレであった。待つことしばし、で何とか流せたけれど、お客様はきっと「大」をしていたと思ったに違いない…ああ…。

火事場のクソヂカラ?

次のお宅まではバス移動。バスに乗る前にたらふく昼食を食べたせいか、目的地を前にもようしてきてしまったF氏。まぁ、トイレくらいあるだろうと思いきや、思いっきり住宅街でお店もない。お客様宅に早々駆け込み、トイレの拝借を願い出たところ、あいにくご一家の中でも“超長トイレ”の方がご使用中であった。仕方なく仕事にかかったのだが、早くトイレに行きたい一心のF氏。いつもの半分の時間で仕事を終えてしまった。まさに火事場のクソヂカラ?

犬にもハトにも…踏んだり蹴ったり

さわやかな朝、いー気持ちで出勤途中のA氏。すると空から何やら「ぴしゃっ」なんとハトポッポの一撃である。気を取り直してお客様宅へ…するとワンちゃんがスタスタスタ…そして足首を「ガブリ」気にせず仕事開始、ところが何やら生暖かいものを感じるので見てみると、血がだらーり。踏んだり噛んだり…いや、踏んだり蹴ったりのA氏の1日だった。

わからへん…1

お客様宅の近くに到着したものの、同姓の表札ばかり。しかも番地の記入もない。きっとここだろう、とチャイムを押したがまったく違うと怒られてしまった。かわいそうなK氏である。―― 藤井寺市にはFで始まる苗字のお宅がたくさんあり、そこをお訪ねしたのが、また同姓のF氏。やはり同じように混乱したという。

わからへん…2

お宅がわからず、近所をうろうろ。困り果ててお電話すると「そこに停まっている車でしょう?」えっ!? てことは、うろうろしていた姿を見ていらっしゃったってこと?まいったなぁ。

ありがとう…1

車でお伺いできない担当者を、お車にて駅までご送迎くださるお客様、本当にありがとうございます。

ありがとう…2

なにぶん、道具の多い私たち。うっかり忘れた道具などをわざわざ送ってくださったり、ご連絡くださったり、心から感謝しています。

ありがとう…3

昼食抜きで到着したところ、「あなた、お昼まだでしょう?」と用意してくださり、「夕食の足しにしてね」とひじきの煮付けを持たせてくださった奥様。あの時は、この仕事をしていて本当によかったと思いました。

家出娘

電車で回っているKさんはリュックサックに仕事道具、手下げ袋にたくさんの乾燥剤…という調律師というイメージからはかけ離れたいでたちである。見知らぬおじさんに「おまえさん、どこから来たんや?!」と家出人扱いされてしまったそうですよ。

ちょっと待ってね

クリーニングしたてのお気に入りでビシッと決めて調律に。若く美しい奥様がお出迎え。あ~クリーニングしておいてよかった~っと、奥様にっこり笑って急接近!ドキッ!「ちょっと待ってね」と背後に回り手をスッと…ドキドキ…そして「はい、取れたッ」と何かを差し出した。な、なんとクリーニングのタグであった。あ~クリーニングするんじゃなかった~っ!!

ずーっと待ってたよ

調律終了。帰ろうとするとお客様が「これ」と何かを差し出された。おおっ、それは昨年お伺いした時の私の忘れ物の下敷きであった。1年間ずっと待っていてくださってありがとうございました。そして下敷き君、1年間待たせてごめんね。

ちょっと待った!

それではまた来年と玄関の方へ続くドアに手をかけたら「あ~そこは主人の寝室」方向音痴とは家の中でも迷うものらしい。

待ってはみたものの…

目指すK邸を発見。気合を入れて「ピンポーン」疑わしそうな表情で出て来たおば様に「西部ピアノです~っ」と思い切り笑顔で挨拶すると、「セールスは結構です」捜していたK邸はここではなかった。同じ日、次はJ邸を目指す。発見。そして「ピンポーン」あれれ?留守?電話をしてみると奥様が。「今、お宅の前におりますのでうかがいます」と告げて出て来られるのを待っていたが、誰も…あれれ?もう一度電話してみる。探していたJ邸はもう1本裏側の道だった。

なせばなる…?

割り箸も自力で割れなかったはずの深窓の令嬢M氏。毎日重ーいピアノの外装を脱着する過酷な生活にあやまって足を踏み入れてしまったために、今では15キロの乾燥剤入りの箱を片手でひょいと持ち上げるまでになってしまった。

イ・シ・ア・タ・マ

お客様宅でピアノの下を掃除する時、ピアノの棚板部分によく頭をぶつけるY氏。それで頭が丈夫になってしまったか、今ではどこでぶっつけようとへいちゃらである。「大丈夫?」とご心配くださるお客様へ、今度は瓦などご用意いいただくとすごいショーがみられるかも…。

走れ調律師

電車移動のY氏。乗り換えするのに、いつも猛ダッシュ!次の電車に向かってロケット砲さながらすっ飛んでいく。いつしか学生のころより足が速くなった。今、世界陸上を目指しているらしいが、年齢による持久力の衰えが悩みだそうだ。

ナビは友だち

移動中は誰もがひとりぼっち。車の中でもひとり言が増えてくる。歌を歌うのも当たり前…いつしかナビに語りかけるようになったK氏である。

お休みの日がわからない

ある朝、目覚めて時計を見ると…「!!」大慌てで身支度をして外に飛び出した。が、まてよ…「今日は休みやんか~!」休日出勤が多く、曜日感覚のなくなってしまったY氏である。

B級グルメに通じる男

N氏は毎日お弁当でハッピーにランチ。しかし、それでは物足りず、出先でお店を探索する。求めるのは当然「安くて美味い店」牛丼、ラーメン、etc. おかげで、今では各地の安くて美味い店に精通。しかし、デートの時でもその手の店しか思い浮かばないのが悩みの種。「安くて美味くて、オシャレな店」の情報、お待ちしています。

ホッとコーヒー

当日は風邪気味で鼻をジュルジュルいわせながら調律をしていた。そんなM氏の体調を気遣ってくださったのだる。終了後に季節外れの熱々の飲み物をお持ちくださった。バスの時間も迫っているし、熱いし、しかも超苦手のコーヒーだったのだが、お客様の優しい心遣いに身も心もホットになったM氏だった。

恐怖のランチ

移動中はあまり食事をしないのだが、その日は時間があったためゆっくりランチ。お腹も膨れてご機嫌に出発!しかし、道路は大渋滞。その上お腹まで痛くなってきた。トイレもなかなか見つからず、死にそうになりながら運転するハメに・・・その後、移動中は一切食事をしなくなったY氏であった。

チョコレートの天使

調律が終わって後片付けをしていると、そのお宅の3歳くらいのお嬢ちゃまがやってきた。「お姉ちゃん、これあげる」手の中には3粒のマーブルチョコ。彼女の気持ちも嬉しかったが、「お姉ちゃん」と呼ばれたことがサイコーだったF氏であります。

あら、スッポンポン

仕事に集中、いい感じ…とその時、園児の坊やが入って来た。そして何を思ったのか服を脱ぎ始め、ついには全裸のスッポンポンに!!(埼玉県春日部市はクレヨンしんちゃん宅でありました)

興味しんしん…1

2歳くらいとおぼしき、ちいちゃなマドモアゼル。仕事人が何をやるのかと興味しんしんで、そばからまったく離れようとしない。音を鳴らし始めると、マネをして音を鳴らす。そして天使のようにニッコリ。これを数10回繰り返したあげくの果て、ツノのはえたママにつかまって、逆さづりで連れて行かれたとさ。

興味しんしん…2

調律が終わったところで、子供さんたちが帰宅。パネルを外した状態のピアノを見て「すっげえ~!!」と大騒ぎ。なんで、なんでの質問攻めで社会科見学のようになってしまった。お母様には感謝されておやつもたっぷりいただいてしまった。

あたしを見て!

調律中、背後の滑り台(室内用です)で女の子が遊び始めた。上まで登ると大きな声で叫ぶ。「見ててぇ~!!」手を止めて振り返ると滑る。「ね、ね、じょうず?」「すっごいね。とっても上手だよ」彼女はまた登り始めた。そして上につくと、また「見ててぇ~!!!」そして次の年のこと。滑り台遊びに今期よく付き合い、彼女に気に入られた担当者は「ご指名」により、またそのお宅にうかがった。彼女は幼稚園に上がって少しだけお姉ちゃまになっていたが、相変わらず滑り台はやっていた。そして担当者を見ると「見ててぇ~!!」と新たな技を見せてくれた。頭を下にして、逆さに滑っていく彼女の成長ぶりがたまらなく嬉しかった担当者だった。