平成21年7月25日(土)放送分 / キューバにピアノプレゼントについてお話しました。
平成21年7月25日(土)放送分。
今週は、先月の6月中旬~下旬にいってきた キューバにピアノプレゼントについてお話させていただきました。
きっかけはこの音サプリのページでも何度もお伝えしている通り、沖縄での番組「音サプリ」でのゲストからキューバのピアノの現状を聞いてからです。
そこで今回の放送では、そのプロジェクトでキューバまで同行した調律師、坂井弘樹も出演して説明させていただきました。
初めて「キューバにピアノプレゼント」の事を聞いた時、正直驚きの一言で、冗談かと思ったそうだが、海外との交流というのは今まであまり無かった事だったので、面白い試みになると思ったそうです。
送ったピアノは、大阪、東京、名古屋、福岡のほぼ全工房にあるピアノから40~50台リストアップして、その中から選定しました。表現は悪いのですが、日本ではもう使っていただけないようなピアノを送る事になったのですが、プレゼントするならちゃんと直して送ろう、ということで、社員一丸となって修理しました。
ピアノは船で発送したのですが、海外、しかもほぼ地球の反対側のキューバに送るということで、厳重に梱包しました。船の上で2ヶ月も揺られたり、それだけ長期間海の上にあれば湿度や温度の問題で、調律が狂ったり、場合によってはいくつか故障箇所もでるかも?と予想されたので、それを検品・調整・調律するために調律師も同行しました。
ピアノ以外でも苦労はいくつもありました。ピアノでなくても、キューバに何か物を送った事のある日本の業者、というのはほぼ皆無に等しくて、どうやって送ればよいのか分からない、という問題が当初ありました。今思い返すと大変だったなぁ、という感想です。
実際に行ってみて感じたキューバ。良く言えばのんびりで広大、一言で言えば閑散としている、という第一印象だったと坂井調律師。ハリケーンの多いキューバですが、滞在中はスコールはありましたが、幸運?にもハリケーンには見舞われませんでした。
キューバは、とにかくモノが無い国でした。例えばジュースで言うと、コーラとスプライトとあと1、2種類くらいで、缶コーヒーはもちろん無し、あとあるのは水くらい、という状況でした。スーパーマーケットの店内の陳列棚はほぼ半分、悪い所だと1/3くらいしか商品が並んでなかったです。
そんなモノがない状況で、いろいろやりくりしていました。キューバの人たちの印象としては、応用力があって、指先が器用で、モノが無い中でもめっちゃ明るい、という人々でした。ちなみに、美男美女ばかりでした。
サカケンと2人の調律師よりも先に4月に日本を旅立ったピアノ、当ホームページのキューバのページでも「4.キューバに行ってきました ~キューバでのスッタモンダ~」でご報告したように、かなりのスッタモンダをして、2週間余裕をみてキューバに乗り込んでいったのに、結局ピアノが到着したのは贈呈式当日の2時間前!!完璧な調律というのは全く出来なかったのですが、コンテナから下ろされたピアノたちも大きな狂いも無かったため、大まかに調律・調整しました。
また、贈呈式前の2週間もただ遊んでいただけではなく、現地の技術者に指導したり、キューバ中のピアノを調律・修理して回ったりして、充実した毎日でした。
国立芸術大学(ISA)の生徒さんはもちろん、教授・先生方も大いに喜んでくれて、プレゼントできて本当によかったなぁ、と思いました。
キューバにピアノをプレゼントした今回のビッグ・プロジェクト。プレゼントできて、ばんざ~い、ちゃんちゃん。ではなく、2週間キューバに滞在して感じた事、現地の方々から伺ったお話、そこからまた、今後できることはないのだろうか?という思いにかられてしまいました。
そのお話は「猫ふんじゃった」で発表いたします。また、ホームページ上では常に最新情報を更新しております。是非お楽しみに!
是非「キューバにピアノプレゼント」ページもご覧下さい。
エフエム世田谷83.4MHzで毎週土曜日21:00-21:30の30分間番組、「 坂井賢太郎の猫ふんじゃった」。 パーソナリティは”サカケン”こと坂井賢太郎と、アシスタントの田中美幸さんです。
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