平成21年6月20日、大阪にて

平成21年6月20日、大阪にて

~西部ピアノの調律師日記~

今回は私、田口の調律日記です。

私をご指名していただいている保守会員のお客様宅にて

エマーソンというピアノの中身

1件目はありがたい事に、私をご指名していただいている保守会員のお客様宅。ご夫婦揃ってとても優しく接しやすい方で、いつも驚かされるのは、昨年の会話を事細かに覚えておられることです。1年に1度しか会わないのに、そこまで覚えていて下さる事に、改めてお客様に感謝。こういうお客様がいてくださって、当社が存続できるのだと再認識致します。

お客様のピアノはエマーソンという2本ペダルの古いピアノです。毎回、弾きやすくするため、サービスでできる範疇のことを施すようにしています。今回は打弦距離を調整し、トリルがしやすくなる処置をしたのと、テフロンを塗布して雑音をなくす処理、またキーピンにシリコンを塗布して、鍵盤の動きをスムーズにする処理を施しました。毎年このように調律+αの処置を施しているので、年代を感じさせるようなピアノだけどまだまだ使っていただけるピアノになるよう心掛けています。

今はご主人が土日に弾いておられるようで、試弾の時にはカーペンターズやビートルズなど弾いて下さいました。

エアコンがピアノの真上

1年空きなのに20セント以上の低下が見られます。

2件目も保守会員のお客様宅です。ご主人対応。

カワイのスピネット・タイプで、中音から下が1年定期とは思えないくらいに狂っていました(約20セント低下)。ピアノの後ろに窓があるのと、エアコンがピアノの真上にあるので、もしかしたら直射日光や、エアコンの風がピアノに直撃して音の狂いが大きかったのかも知れないため、お客様に今年1年、日中はカーテンをしめたままにしていただくとか、エアコンの風が直撃しないようアドバイスしました。
このお宅ではピアノが右の壁に接するように設置されてますので、調律の時にチューニングハンマーをいつもとは違う方向に差します。

ちなみに今回調律で伺った3件は全て右側の壁に接するように設置されておりましたので、こういう事はよくあることだったりするのですが、ピアノの設置場所をアドバイスする時には右の壁にはくっつけないようにお願いしています。調律以外の作業では、ペダル窓のフェルトがきかなくなってしまっており、ペダルを上げ下げするたびにガタゴトと音がなっていたため、フェルトを貼って処置しました。

一見簡単そうな作業ですが、、、

3件目も保守会員のお客様宅で、これまた2件目のお客様と同じ、カワイのスピネット・タイプ。調律開始前にダンパー部分でガタを発見し、雑音が出ていたため、接着。またスピネット・タイプによくある症状なのですが、2本弦のところでハンマーが弦をきちんと叩けていないという症状もありました。その場でハンマーの先端を削りきちんと打弦できるように処置したのと、ニードリングをして音色を整えて処理しました。一見簡単そうですすが、ちょっとコツが必要なんですよぅ~w。

高校1年生になる娘さんがJ-POPを弾くとの事。ご近所から苦情が来た事もあり、20時までしか弾けないという状況のようです。今後レッスンを再開するなら消音装置をつけてくださるそうです。また、以前から見積もっているキーピン錆処理を9月に受注いただきました。

前回担当者の申し送りがあったので、天屋根蝶番を固定するL字金具を磨いて、作業完了です。

アクションの納品、正確にピアノにセットします

先日お預かりしていたアクションの納品。弦の当たり具合を調整。

本日最後・4件目のお客様は、ハンマー整形(ファイリング)とブライドル交換をしたアクションの納品です。弦当たりやストローク位置など微調整しながら、正確にピアノにセットしていきます。

また、ここでも打弦位置の調整をしましたが、これで画期的に弾きやすくなると思います。他、ペダル窓クッションフェルトがへたっておりフェルトを貼って処理しました。ペダル窓のフェルト貼りはほんのささいな事ではありますが、フェルトを補強するだけで、ペダルを踏んだ時の雑音が消えてなくなるので、お客様も大変喜んでおられました。

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